ビートルズ

ビートルズ「アイル・ビー・バック」

僕は行ってしまいたい でも君を置いていけない… 僕はまた帰ってくる とジョンが歌うアルバム最後の曲です 自分のことを傷つけた恋人に向けた曲のようですが ジョンの父アルフレッド・レノンに対する曲とも言われています 5歳のときに別れて以来ずっと行方不…

ビートルズ「家に帰れば」

彼女に話すことがたくさんあるんだ 家に帰れば と歌うジョンの曲です 「僕が泣く」と同様、間奏がありません イントロもなく、いきなり「ウォウオアー」で始まります この出だしについて中山康樹氏は 「その発想力は一種の“発明”にも匹敵する」と言います そ…

ビートルズ「今日の誓い」

僕が死んでも君は僕を愛すると言う 君が僕を想う気持ちは、とにかくわかるよ いつか僕が一人ぼっちで君がそばにいてくれたらと思うとき 今日の誓いを思い出すだろう と歌うポールのラヴ・ソングです ライヴでもよく歌われました アルバム「Live at the Holly…

ビートルズ「イエスタデイ」

これはいつものビートルズを題材にしたブログとは別口です 先日、HomePod mini でイエスタデイを聴きました 私が驚いたのは全然古くなっていないことです バックがアコースティック・ギターとストリングスだからでしょう あと、ポールの声がいいです 録音は1…

ビートルズ「ぼくが泣く」

彼女を失って荒れ狂ったり引きこもったりしたいけど それはできないから僕は泣くんだ と歌うジョンの失恋ソングです 曲はカントリー・アンド・ウエスタン調で テル・ミー・ホワイと同様、歌詞と曲にギャップがあるのは ジョンらしさでしょうか この曲はコー…

ビートルズ「エニイ・タイム・アット・オール」

愛する相手が必要なら、僕の眼を見るといい と歌うストレートなラヴ・ソングです 英語のままだとカッコいいですが 日本語にすると恥ずかしいです 泣くのに必要なら肩を貸してあげる…みたいなところも 日本語だと恥ずかしくて言えません 冒頭のドンという音は…

ビートルズ「テル・ミー・ホワイ」

泣いたわけを教えてほしい どうして嘘をついたの? と去っていった恋人に向けた歌です この歌詞を明るい曲調で歌うのがジョンらしさかもしれません 歌詞と曲調のギャップは井上陽水「Good, Good-bye」を思い出します 中山康樹氏はジョンの三重唱だと言います…

ビートルズ「アンド・アイ・ラヴ・ハー」

この曲を初めて聴いたのは中学生のときでした 当時はロックを聴きたかったので この曲は古くさいと思いました ところが、今聴くとアレンジが古くなっていないことに驚きます アコースティックなアレンジだからでしょうか エレキギターとドラムスで演奏するバ…

ビートルズ「すてきなダンス」

このダンスが終わる前に 僕も君を好きになりそうだ 君とダンスしていると、とても幸せだよ と歌う甘いラヴソングです ジョンの作品ですがボーカルはジョージです 「ハード・デイズ・ナイト」のレコーディングの期間中 ジョン、ポール以外のボーカルの曲は リ…

ビートルズ「恋におちたら」

僕と君が結ばれたと知ったら きっと彼女は泣くだろう もしも僕が君と恋におちたら と歌うジョンのバラードです 後にジョンはインタビューに答えて 「半自伝的な歌だ。シンシアのことじゃないよ」 と言っているそうです。 新しい恋に踏み出しそうだったが思い…

ビートルズ「恋する二人」

冒頭の「I should have known better with a girl like you」は 「should have+過去分詞」が使われていて 「~すべきだった(のにしていなかった)」の意味です 直訳は「君のことをもっとよく知るべきだったのに知っていなかった」 となって回りくどくなる…

ビートルズ「ア・ハード・デイズ・ナイト」

リンゴが何気なく発した言葉「ア・ハード・デイズ・ナイト」が 他のメンバーに大ウケして映画のタイトルにもなったと言われています リンゴは普通とは違う言い回しや文法無視の気の利いた言葉が得意で ソロ時代だと「イット・ドント・カム・イージー」という…

ビートルズ「マッチボックス」

オリジナルは「ブルー・スエード・シューズ」のカール・パーキンスです ビートルズは「ハニー・ドント」「みんないい娘」もカバーしていて カール・パーキンスのファンだったと言われています カール・パーキンスのオリジナルをApple Musicで聴いてみたら い…

ビートルズ「スロウ・ダウン」

ラリー・ウィリアムスの曲のカバーです ジョンはラリー・ウィリアムスが好きだったようで ビートルズが後にカバーする「ディジー・ミス・リジー」と ジョンがソロになってカバーする「ボニー・モロニー」は ともにラリー・ウィリアムスの曲です ラリー・ウィ…

ビートルズ「アイ・コール・ユア・ネーム」

元々はビリー・J・クレイマー&ザ・ダコタスに提供した曲で Apple Music だとビリー・J・クレイマーの曲として聴けます ビートルズ版はオリジナルEP「ロング・トール・サリー」に収録されました モノラルミックスはカウベルがイントロから始まりますが ステ…

ビートルズ「ロング・トール・サリー」

1964年6月19日発売のオリジナルEP収録曲です このEPには「ロング・トール・サリー」「アイ・コール・ユア・ネーム」 「スロウ・ダウン」「マッチボックス」の4曲が収録されていました オリジナルはリトル・リチャード1956年のヒット曲で ビートルズのほかエ…

ビートルズ「ユー・キャント・ドゥ・ザット」

シングル「キャント・バイ・ミー・ラヴ」のB面です シングル「抱きしめたい」とアルバム「ハード・デイズ・ナイト」 の間の時期に録音・発売されました ビートルズが飛ぶ鳥を落とす勢いのころです 「ユー・キャント・ドゥ・ザット」を直訳すると 「君はそれ…

ビートルズ「キャント・バイ・ミー・ラヴ」

今からちょうど58年前、1964年4月4日の全米チャートで ビートルズが1位から5位を独占する出来事がありました そのときの1位が「キャント・バイ・ミー・ラヴ」です 以下、2位「ツイスト・アンド・シャウト」 3位「シー・ラヴズ・ユー」 4位「抱きしめたい」 5…

ビートルズ「Sie Liebt Dich」

「シー・ラヴズ・ユー」のドイツ語バージョンです 「抱きしめたい(ドイツ語)」はベーシックトラックに ボーカルと手拍子を入れ直したものですが 「シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語)」は 英語版のトラックが処分されていたため 演奏もボーカルも録音し直した…

ビートルズ「Komm, Gib Mir Deine Hand」

「抱きしめたい」のドイツ語バージョンです 私がビートルズを聴き始めたころは 「抱きしめたい(ドイツ語)」として知られていて 米国盤「サムシング・ニュー」か日本盤「ビートルズ No.5!」 でしか聴けませんでした Komm, Gib Mir Deine Hand を英語に直訳…

ビートルズ「ジス・ボーイ」

あいつ(That boy)は僕の恋人を奪った 彼はいつか後悔するだろう 僕(This boy)は君が戻ってくるのを願っている ジョン、ポール、ジョージの3声コーラスが見事なバラードです ビートルズはコーラスに自信があったのでしょう ライブでも演奏されていて、こ…

ビートルズ「抱きしめたい」Part2

君に伝えたいことがある わかってくれると思う 伝えるときには 君の手を握らせてほしいんだ I Want To Hold Your Hand の直訳は「君の手を握りたい」です この曲は友だち以上恋人未満の歌なので 「君の手を握りたい」が曲の趣旨にも合っています ただ、洋楽…

ビートルズ「抱きしめたい」Part1

初期ビートルズの大ヒット曲です 英国では「ウィズ・ザ・ビートルズ」発売から 1週間後の1963年11月29日に発売され 米国では同年12月26日に発売されました そして翌年1月20日には「ミート・ザ・ビートルズ」が発売され ビートルズはアメリカ進出を果たしま…

ビートルズ「マネー」

オリジナルはバレット・ストロングです Apple Music で聴けるのは意外でした バレット・ストロングはこの曲以外にヒットはありません 「マネー」はローリング・ストーンズもカバーしていて 「Singles 1963-1965」に収録されています ビートルズはこの曲をデ…

ビートルズ「ナット・ア・セカンド・タイム」

僕にはわからない どうして君は僕を傷つけたのか どうして君は戻ってきたのか No, no, 二度目はないよ とジョンが歌います 恋人に泣かされる歌はジョンが得意とするところです ジョンが歌っているのは亡き母のことだという説もありますが たぶん考え過ぎです…

ビートルズ「デビル・イン・ハー・ハート」

彼女の心には悪魔がいる No,no,僕は信じない とコーラスとリード・ボーカルの掛け合いが楽しい曲です オリジナルはドネイズの「デビル・イン・ヒズ・ハート」ですが Apple Music では見つかりませんでした YouTube で聴くことができます ドネイズの曲はシ…

ビートルズ「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」

ジョンとポールがリンゴのために書いた曲で ローリング・ストーンズの2枚目のシングルにもなりました ビートルズがセルフカバーした曲とも言えそうです ストーンズ版は「Singles 1963-1965」に収録されていて Apple Music で聴くことができます ミック・ジャ…

ビートルズ「ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー」

ザ・ミラクルズのヒット曲のカバーです アルバム「ウィズ・ザ・ビートルズ」では最初に録音されました それだけやりたかった曲だったのでしょう ビートルズはオリジナル発売直後からレパートリーにしていました ボーカルはジョンとジョージのツイン・ボーカ…

ビートルズ「ホールド・ミー・タイト」

ボーカルとコーラスの掛け合いが楽しい曲です アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」制作時に録音されながら収録されず 「ウィズ・ザ・ビートルズ」制作時に再度録音されました 「プリーズ・プリーズ・ミー」に収録されなかった理由は 1 アルバム「プリーズ…

ビートルズ「ロール・オーバー・ベートーヴェン」

チャック・ベリーが自作自演した曲のカバーです 57年~61年はジョンの持ち歌だったのが 61年~64年はジョージが歌うようになったそうです 今ではすっかりジョージの持ち歌として知られていて ジョージは1991年12月の「Live in Japan」でも演奏しました Roll …