ビートルズ

ビートルズ「プリーズ・ミスター・ポストマン」

私が初めて聴いたのはカーペンターズのカバーでした カレンの声と曲調が気に入って モノラルで録音したカセット・テープを何度も聴きました 当時は「これは元々ビートルズの曲でしょ」と言われていて マーヴェレッツの曲がオリジナルというのは かなり後にな…

ビートルズ「ティル・ゼア・ウォズ・ユー」

丘の上には鐘があった でも鐘の音を聴いたことはなかった あなたがそこにいたと知るまでは と歌うミュージカルの劇中歌がオリジナルです ブロードウェイ・ミュージカル「ミュージック・マン」で 田舎町にやって来たペテン師に恋するピアノ教師が歌います 残…

ビートルズ「リトル・チャイルド」

ジョンとポールの共作でボーカルはジョンです もともとリンゴのための曲だったのが 「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」をリンゴが歌うので ジョンがボーカルをとることになったようです 女の子に向かって僕と踊らない?と誘う歌ですが リトル・チャイルドっ…

ビートルズをモノラルで聴く方法

Apple Musicはときどき曲の入れ替えがあります あの曲が聴きたいのにどこへいった? ということがある一方でうれしい入れ替えもあります The U. S. Albums 収録曲が ステレオとモノラルの両方になりました 「ミート・ザ・ビートルズ」(1964.1.20)から 「リボ…

ビートルズ「ドント・バザー・ミー」

ジョージが単独で書いた初のオリジナル曲です クォーリーメン時代にジョージが作曲に関わった曲としては In Spite Of All The Danger(McCartney-Harrison) Cry For A Shadow(Lennon-Harrison) の2曲があり、どちらもアンソロジー1で聴くことができます…

ビートルズ「オール・マイ・ラヴィング」

ポールの作品で、ボーカルもポール 聴きどころはそのボーカルとジョンの三連符ギターです ライブだと後半のコーラスが入る部分で ジョージが主旋律(低音部)を歌いポールがコーラス(高音部)をつけるようで これは「アンソロジー1」や「Live At The BBC」で聴…

ビートルズのモノミックスとステレオミックス

2009年のステレオ・リマスターと同時期に ビートルズ MONO BOX が発売されました 「プリーズ・プリーズ・ミー」から「ホワイトアルバム」まで に「マジカル・ミステリー・ツアー」と「モノ・マスターズ」 を加えた構成になっています 私は大きな声では言えま…

ビートルズ「オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ」

「君にそばにいてほしいとき、僕がすべきことは君に電話すること」 とジョンが歌う曲です 「フロム・ミー・トゥ・ユー」の逆パターンになるのでしょうか 日本語にすると少し恥ずかしくなるような甘い歌詞です ジョンの声はこうした恋人同士の歌にも 自虐的な…

ビートルズ「イット・ウォント・ビー・ロング」

1963年はビートルズにとって事が動きはじめた大事な年でした 3月にデビューアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」が発売されると 5月には3枚目のシングル「フロム・ミー・トゥー・ユー」が初の全英1位となり 7月1日に4枚目のシングル「シー・ラヴズ・ユ…

ビートルズ「アイル・ゲット・ユー」

シングル「シー・ラヴズ・ユー」のB面です 主旋律を歌うのとコーラスをつけるのがジョンとポールで入れ替るのは 初期のビートルズではよくあることで定番と言ってもいいと思います ビートルズのように、ごく自然に完璧にというのは他に見当たりません ふつう…

ビートルズ「ゲット・バック」Part3

ルーフトップ・コンサートは見ごたえがありました 前日まで、やるやらないの議論があっただけに 屋上にポールが現れたときはホッとしました やるとわかっているのですが それにしてもビートルズの4人は本番に強いです スタジオではピリッとしていなかったの…

ビートルズ「ゲット・バック」Part2

ジョージ脱退の翌日、ジョンはなかなかスタジオに現れません ポールとリンゴがジョンを待つ中 ポールは「そして2人になった」と言った後しばらくの間押し黙ります ホワイトアルバム制作中にはリンゴが一時脱退 ゲット・バック・セッションでジョージが一時…

ビートルズ「ゲット・バック」Part1

「ゲット・バック」が25日から配信開始になりました Part1はジョージの脱退で終わります わかっている展開とはいえ ジョージが去っていく場面はショッキングでした 不仲といわれながらも演奏が始まると 心が通じ合うジョンとポールに対し ジョージは孤立して…

ビートルズ「レット・イット・ビー」のギターソロ

「レット・イット・ビー」のギターソロは 1 ネイキッド(2003年発表)のChorusをかけた音 (ギターC 1969.1.31録音) 2 シングルのレスリー(Leslie)・スピーカーを通した音 (ギターL 1969.4.30録音) 3 アルバムのDistortionをかけた音 (ギターD 1970.1.4録音)…

ビートルズ「Let It Be (Super Deluxe) 」

10月15日発売の「Let It Be (Super Deluxe) 」を Apple Musicで聴いています 全曲をじっくり聴いたわけではありませんが Two Of Us (2021Mix)と I’ve Got A Feeling (2021Mix)にちょっと感激です 曲の定位でよくあるのは バックが左右にほどよく分かれて中央…

ビートルズ「シー・ラヴズ・ユー」

ジョンとポールの共作でボーカルも二人です 1963年3月22日発売のアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」が 全英チャートで30週連続1位を続ける最中の6月26日、 ジョンとポールは公演で滞在中のホテルでこの曲を書き上げました 録音は7月1日、発売は8月23日で…

ビートルズ「サンキュー・ガール」

「フロム・ミー・トゥ・ユー」のB面です ファンへの感謝の歌としては「サンキュー・ガール」の方が直接的です 「僕がブルーな気持ちのときには元気づけてくれた」みたいな歌詞は 一人の女性に語りかける内容になっていますが ツアーの移動で疲れていても ス…

ビートルズ「フロム・ミー・トゥ・ユー」

アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」は大成功でした 1963年3月22日に発売されると5月11日には全英チャートで1位になり 「ウィズ・ザ・ビートルズ」に1位の座を明け渡すまで30週連続1位を記録します デビューアルバムとしてはこれ以上ない結果でした シ…

ビートルズ「ツイスト・アンド・シャウト」

デビュー・アルバムの最後を締めくくる派手なロックンロール・ナンバーです オリジナルはトップ・ノーツというグループの曲で 聴いてみると別の曲かと思うくらいアレンジが違います ビートルズがカバーしたのはアイズレー・ブラザーズのバージョンで こちら…

ビートルズ「ゼアズ・ア・プレイス」

ジョンが中心になって書いた曲でリードボーカルもジョンです 中山康樹氏はこの曲を「プリーズ・プリーズ・ミー」の弟と言っているくらいで 素晴らしいコーラスとビートルズらしいアレンジの、いい曲です しかし、この曲で注目すべきは歌詞でしょう 「僕はあ…

ビートルズ「蜜の味」

スタンダード・ナンバーのカバーです 中山康樹氏は「どうしてこの曲をレコーディングしたのか」みたいなことを言っていて まあ、確かにどうして?という気はするんですが 当時、ポールにこの種のスタンダード曲を歌わせると リバプールでは右に出る者がいな…

ビートルズ「ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット」

ジョンの作品をジョージが歌っています リンゴのボーカルはアルバムに1曲、ジョージは2曲ということなのでしょう ジョージはコーラスもできてリンゴより歌えるわけですから 録音日が1963年2月11日なので 当時のジョージはもうすぐ20歳とはいえまだ10代、ジ…

ビートルズ「ベイビー・イッツ・ユー」

この曲もシュレルズのカバーです オリジナルは間奏がチープな感じのオルガンで オールディーズの雰囲気いっぱいです ビートルズのベイビー・イッツ・ユーは 「自分ではどうにもできないんだ。それは君のせいなんだよ」 みたいに歌うジョンのボーカルが聴きも…

ビートルズ「ボーイズ」

ガールズ・グループ、シュレルズの曲のカバーです オリジナルは「男の子にキスされたら、こんな気分になるんですって」 みたいなノリノリの曲です ビートルズは「ママが言うには」のところを「オレの彼女が言うには」と変えたり 間奏がサックスなのをジョー…

ビートルズ「チェインズ」

米国のガールズグループ「クッキーズ」の曲のカバーです クッキーズは3人組なので ビートルズのボーカル1人にコーラス2人というスタイルは この曲をカバーするのにもってこいでした ガールズグループといえば、あのシュープリームス、ザ・ロネッツも3人…

ビートルズ「アンナ」

アーサー・アレキサンダーの3枚目のシングル「アンナ」のカバー曲です ウィキペディアによるとアレキサンダーは歌手、作曲家らしいので 「アンナ」の作者はアレキサンダー自身かもしれません アレキサンダーはジョンと同い年、1940年生まれです 1961年にデビ…

ビートルズ「ミズリー」

ジョンとポールの共作でボーカルも二人がユニゾンになったりハモったりの曲ですが ボーカルも歌詞もジョンがメインという感じがします 同じ悲しい歌でもポールの曲は物語的であるのに対し ジョンの曲は心の内側をさらけ出してるイメージがあります 「世界中…

ビートルズ「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」

ファースト・アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」の1曲目を飾る曲です 「もう他の子とは踊らない。彼女があそこにいるのを見てからは」 と歌うカッコいいロックンロール・ナンバーです 演奏もキリッと引き締まってジョージのエコーの効いたギターがイケて…

ビートルズ「アスク・ミー・ホワイ」

シングル「プリーズ・プリーズ・ミー」のB面です 「P.S. アイ・ラヴ・ユー」もキザですが 「アスク・ミー・ホワイ」はそれに輪をかけてキザです 恋人の目の前で涙を浮かべたジョンが 「わけが知りたいかい?君が好きだからさ」みたいな歌詞です この甘い言葉…

ビートルズ「プリーズ・プリーズ・ミー」

ビートルズ2曲目のシングルです 全英2位のヒットになりました ステレオ・バージョンとモノ・バージョンはテイクが違います ステレオは2:01でモノは2:06 アナログの赤盤収録のものから聴き始めた私としては ステレオを聴きなれているはずですが 2009年発売…