ビートルズ「ゼアズ・ア・プレイス」

ジョンが中心になって書いた曲でリードボーカルもジョンです

中山康樹氏はこの曲を「プリーズ・プリーズ・ミー」の弟と言っているくらいで

素晴らしいコーラスとビートルズらしいアレンジの、いい曲です

しかし、この曲で注目すべきは歌詞でしょう

「僕はある場所を持っている。心の中に。そこには悲しみも憂いもない」

みたいな内省的な歌詞です

まず思い浮かぶのは「ひとりぼっちのあいつ」

そしてもしかしたら「アクロス・ザ・ユニバース」につながる曲なのかもしれません

 

イントロのハーモニカは第10テイクにジョンがオーバダビングしたものだそうです

ハーモニカなしのテイクである第5第6テイク、第8テイク、第9テイクは

Bootleg Recordings 1963」で聴くことができます

 

(参考文献)

中山康樹「これがビートルズだ」(講談社現代新書)

大人のロック!編「ザ・ビートルズ全曲バイブル」(日経BP社)