ビートルズ「ツイスト・アンド・シャウト」

デビュー・アルバムの最後を締めくくる派手なロックンロール・ナンバーです

オリジナルはトップ・ノーツというグループの曲で

聴いてみると別の曲かと思うくらいアレンジが違います

ビートルズがカバーしたのはアイズレー・ブラザーズのバージョンで

こちらはビートルズの演奏よりマンボ色が強いです

 

アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」の録音当日、ジョンは風邪をひいていて

「ツイスト・アンド・シャウト」の第1テイク録音後、

第2テイクのときのジョンはもう声が出なかったというのは有名な話になっています

それにしても絞り出すようなジョンのシャウトは凄まじいですね

ポールとジョージのコーラスもいいです

 

ライブ・バージョンはYouTubeでいくつか聴くことができます

ジョン、ジョージ、ポールの順に「アー」と声を重ねるところは

ライブだと一番盛り上がるところです

公式アルバムだと「Live at the Hollywood Bowl」の1曲目がこの曲で

いきなり「アー」から始まるショート・バージョンになっています

 

(参考文献)

中山康樹「これがビートルズだ」(講談社現代新書)

大人のロック!編「ザ・ビートルズ全曲バイブル」(日経BP社)