わが懐かしの悪ガキ時代(変なおじさん編)
私が育った町は海が近かったので
海辺でもよく遊びました
岸壁での釣りはもちろん
セメント工場の砂山を自転車で登ったり
岸壁から海に落ちた車を引き上げるのを見物したり
遊泳禁止期間の海水浴場で泳ぐのは朝飯前
という大活躍でした(笑)
ある日、悪ガキ仲間と砂浜で遊んでいるときでした
中年のおじさんが波打ち際に立っているのに出くわしました
そのおじさんは高価そうなラジオのアンテナを目一杯伸ばし
その先を海水につけて、ずっと立っていました
「こうやって外国と通信している」
とおじさんは言いました
地元の放送局の関連会社に勤めているとも言っていました
その後私たちは何事もなかったかのように
遊ぶのを続けましたが
ちょっと怖かったのを覚えています