ビートルズ「レット・イット・ビー」のギターソロ

「レット・イット・ビー」のギターソロは

1 ネイキッド(2003年発表)のChorusをかけた音

  (ギターC 1969.1.31録音)

2 シングルのレスリー(Leslie)・スピーカーを通した音

  (ギターL 1969.4.30録音)

3 アルバムのDistortionをかけた音

  (ギターD 1970.1.4録音)

の3つがあります

 

そしてミキシングが行われたのは

1 ネイキッドは2002年以降

2 シングルは1970.1.4

3 アルバムは1970.3.26

です

 

私がずっと不思議だったのは

ギターDっぽい音がシングルにも入っていることです

I wake up to the sound of music…の少し手前ではっきりと聴こえます

何かの間違いで起こったこととは思えません

私の推測はこうです

時系列で見ていくと

シングルのミキシングの日、ギターDの録音も行われています

つまりシングルのミキシングでギターDもほんの一部ですが使われたのです

別の言い方をすると

シングルでは1969.4.30に録音されたギターLが主に使われて

せっかく録音したギターDはボツになり

後日、アルバムのミキシングで日の目を見ることになった

ということではないでしょうか

こう考えないとシングルでギターDのような音が聴こえるのを

うまく説明できません

フィル・スペクターがジョージに再録音させたのがギターD

という説は誤りだと考えています