わが懐かしの悪ガキ時代(VR編)

私の家は小学校の学区の端っこで

最初は誰かといっしょに下校しても最後は一人でした

特に悪友K(出ろー編、銀玉編参照)が転校してからは

帰り道の後半は一人でトボトボ歩いていたのです

そのころ退屈をまぎらわすために編み出した遊びは

現実がアニメの世界だと思って歩く遊びです

舗道、街路樹、自動車などすべてがアニメだと思って見るのです

「さあ、最近開発された最新のテレビ漫画を見てみましょう」

と心の中で言いながら(笑)

「この舗道のコンクリートを見てください。まるで本物です」

「とても絵だとは思えません」

そう言いながら周囲のものを見始めると

いつもの景色がすばらしいものに変わります

特にケーキ屋さんのウィンドウのケーキがすごかった

「これはすごい。まるで本物のクリームです。信じられません」

と心の中で言いながらケーキをじっと見つめる私を

この子どもは、よっぽどケーキが食べたいんだなと

何も知らない大人は見ていたことでしょう(笑)