わが懐かしの中学時代(デッサン編)

私は割と絵を描くのがうまいです

中1の期末テストでのこと

美術は実技50点筆記問題50点の変則的なテストでした

実技は植木鉢のデッサンです

形が単純なので簡単といえば簡単でした

私の点数は100点です

最初のうちは何も思いませんでしたが

友人たちが口々に

「お前、実技ありの美術が100点ってすごいな」

と言うので、だんだん天狗になっていきました

「俺って才能あるんじゃね?」みたいな感じです

 

ところが、その自信が一瞬で砕け散る時がきました

隣のクラスのBという生徒が描いたデッサンがすごいというので

私は見せてもらいに行ったのです

自分の左手を描くという課題のデッサンで

同じ学年ですから私も同じ課題で描いていました

そして一目でわかりました

Bのデッサンは私のより段違いに優れていると

それはうまいだけでなく迫力がありました

上には上があると思ったのは、まさにこのときです

そのBが後に画家になったりすると話としては面白いのですが

Bは大人になると仏教の僧侶になりました