ビートルズ「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」

ジョンとポールがリンゴのために書いた曲で

ローリング・ストーンズの2枚目のシングルにもなりました

ビートルズがセルフカバーした曲とも言えそうです

ストーンズ版は「Singles 1963-1965」に収録されていて

Apple Music で聴くことができます

ミック・ジャガーのボーカルがリンゴよりいいのは当然として

ブライアン・ジョーンズのギターがいいです

デビュー当時のストーンズの売り物は

ミックのボーカルとジョーンズのギターだったとあらためて思います

 

ビートルズ版はライブでリンゴが歌っているイメージが強く

実際、リンゴは63年から66年までライブで歌っています

66年の日本公演でも演奏されました

スタジオ録音ではハモンド・オルガンが入っています

ビートルズではこの曲が初めてではないでしょうか

弾いているのはジョージ・マーチンです

ストーンズに贈ったりリンゴに歌わせたり

捨て曲の部類なのかもしれませんが

リンゴが歌う曲は、なぜか他の3人が張り切ります

アレンジを含めて出来がいいのはビートルズの方と私は思っています

 

(参考文献)

中山康樹「これがビートルズだ」(講談社現代新書)

大人のロック!編「ザ・ビートルズ全曲バイブル」(日経BP社)