わが懐かしの子育て時代(知らない人編)
息子がまだ言葉を話せないころです
レノン=マッカートニー作品の歌詞集を
絵本代わりに息子とよく見ていました
ペーパーバックの安価な洋書ですが
歌詞のほか白黒写真が100枚以上載っていて
息子が写真の人物を指で触り「フゴッ」と言うと
私が「ジョン」とか「ポール」と答えていました
ビートルズ以外の誰かを指で触ったときは
仕方がないので「知らない人」と答えていましたが
息子はそれがおもしろかったらしくて
「知らない人」だと声を上げて喜ぶのです
息子は毎日のように歌詞集で遊ぶのをねだり
「フゴッ」「ジョージ」「フゴッ」「知らない人」
というのを毎日のように続けました
どういうわけでおもしろかったのか
今でもよくわかりません
息子はこの歌詞集が大好きで
そのうち自分でも歌詞集を開くようになりました
しばらくするとペーパーバックはボロボロになってしまい
息子が少し大きくなったころ
歌詞集は処分せざるを得ませんでした