ビートルズ「アイル・ビー・バック」

僕は行ってしまいたい

でも君を置いていけない…

僕はまた帰ってくる

とジョンが歌うアルバム最後の曲です

自分のことを傷つけた恋人に向けた曲のようですが

ジョンの父アルフレッド・レノンに対する曲とも言われています

 

5歳のときに別れて以来ずっと行方不明だったアルフレッドは

映画「ハード・デイズ・ナイト」を撮影中だった64年4月、

突然ジョンの前に現れました

ジョンの気持ちは複雑だったことでしょう

ジョンはソロ曲「マザー」で Father, You left me と歌いましたが

「アイル・ビー・バック」では But I hate to leave you と歌っています

 

アレンジは試行錯誤があったようで

アンソロジー1で

三拍子バージョンとエレキ・ギター・バージョンを聴くことができます

 

(参考文献)

中山康樹「これがビートルズだ」(講談社現代新書)

大人のロック!編「ザ・ビートルズ全曲バイブル」(日経BP社)