ビートルズ「オール・マイ・ラヴィング」

ポールの作品で、ボーカルもポール

聴きどころはそのボーカルとジョンの三連符ギターです

ライブだと後半のコーラスが入る部分で

ジョージが主旋律(低音部)を歌いポールがコーラス(高音部)をつけるようで

これは「アンソロジー1」や「Live At The BBC」で聴くことができます

ジョンは三連符を弾くのに集中していたのでしょう

 

「オール・マイ・ラヴィング」はジョンが凶弾に倒れたとき

緊急手術中の病院内で流れていた曲としても有名です

この話を知ってからは

「オール・マイ・ラヴィング」を聴くとジョンの死を思い出すというか

ポールの曲をジョンが三連符ギターでサポートする姿が思い浮かぶのです

先日から配信のビートルズ「ゲット・バック」でも

ジョンとポールが協力して曲を仕上げていく場面を見ることができました

ビートルズ時代のジョンとポールのコンビネーションは特別で

おそらくジョージもリンゴも割って入ることはできなかったと思います

 

(参考文献)

中山康樹「これがビートルズだ」(講談社現代新書)

大人のロック!編「ザ・ビートルズ全曲バイブル」(日経BP社)