ビートルズ「恋する二人」

冒頭の「I should have known better with a girl like you」は

「should have+過去分詞」が使われていて

「~すべきだった(のにしていなかった)」の意味です

直訳は「君のことをもっとよく知るべきだったのに知っていなかった」

となって回りくどくなるので意訳すると

「君とつき合ってわかったよ」といったところでしょう

以下続けると

 君とつき合って、今わかったよ

 僕は君のやることなすことすべてが好きなんだ

 好きだ、好きなんだよ

 (君とつき合って)キスがどういうものかわかったよ

 これは僕だけに起きること

 わかるよね、わかるよね

といったところでしょう。素直な恋の讃歌です

 

初めて聴いたころは歌詞の意味がよくわかりませんでしたが

ジョンの苦しそうな声が逆に喜びを伝えてくれる

不思議な魅力のある曲だと思いました

映画「ア・ハード・デイズ・ナイト」では

列車の貨物置場でジョンがいかにも嬉しそうに歌っています

 

(参考文献)

中山康樹「これがビートルズだ」(講談社現代新書)

大人のロック!編「ザ・ビートルズ全曲バイブル」(日経BP社)